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インプラントはどのくらいもつの?
2016年10月18日
この問いに対する答えは、簡単に分けて2通りあります。
なぜ2通りかと言えば、
「インプラント」を
① いわゆるインプラント体と呼ばれる「歯の根」にあたる部分のところだけを指すのか、
あるいは、
② インプラント体の上に被せる「被せ物」も含める
のかで変わるからです。
一般の方のイメージは、②の全体像を描く方が多いのかと思われますので、
そちらから回答すると、
およそ8年前後です。
(注:諸説あるのであまり正確とは言えませんが、おおよそ目安です)
その理由は、ずばり被せ物の平均寿命です。
平均ですから、それよりも長い方もいれば、短い方もいらっしゃいます。
(長短分れる主な理由は、噛む力の強さや歯軋り・食いしばりの有無、日頃のケアの仕方などです)
被せ物は、毎日何十キロという力が加え続けられるため、
経年劣化し、欠けたり割れたりします。
一方、①の寿命は、
90~95%の確率で10年以上と言われています。
こちらの方が、それなりのところが研究報告していますから、被せ物の数値より信頼できる数字といえるかもしれません。
あくまでもアバウトな数字ですが、おおおまかに結論付けると、
インプラント治療は、被せ物はいずれ壊れるかもしれないが、
インプラント体自体は10年を超えてかなり長持ちする
ということになります。